バジリスク絆 BC中のAT抽選
BC(バジリスクチャンス)ですが、すぐに巻物や強チェリーで当選する人、いつまでも引けずに天井まで持ってかれてやっと当選した人、いろいろいると思いますが
一日に何度もこのチャンスタイムを当選させATであるバジリスクタイム(BT)にたどりつくため繰り返し遊技するのがこの機種のゲーム性ともいえます。
AT当選の契機は
一つ目にBCに当選した場合のモードと状態で抽選されるのがメインであることは以前にも紹介したとおりです。
しかし抽選に漏れてしまってもBC中の抽選によりATに当選させることができるというのが2つ目のAT抽選、今回はこの2つ目のBC中の抽選について紹介していきます。
たまに訪れる同色BCが優遇、頻繁に発生する異色BCはATにつながりにくい事は皆さんご存知かと思います。
バジリスクチャンスはAT同様押し順ベルがナビされ、8回押し順ベルを獲得したときに終了します。またAT当選確定となるのがオールベル、つまりBC開始時からベルが8回連続で入賞し終了するパターン、それ以外はレア役その他の子役でのAT当選となります。
オールベルの確率について
押し順ベルの確率は1/1.8のためオールベルの確率は
1/(1.8*1.8*1.8*1.8*1.8*1.8*1.8*1.8)= 1/110(0.91%)
エクセルでは=1 / power(1.8,8)と入力すると計算しやすいでしょう。
いずれにしてもBC110回に一回しか現れないオールベルは珍しくBT継続率50%以上となる出玉のトリガーにもなりうるわけです。
バジリスクチャンスのAT当選はレア役その他の抽選によるもの
バジリスクチャンスのBC中のAT当選率が異色なら10%位、同色なら40%位というような内容の記事が、結構前の雑誌に載ってた気がしますがネットを調べても出てこないので自分なりに考察してみました。
パワープレイが今回は多かったので誤差が多いかもしれませんが、興味のある方は最後までお付き合いください。
計算をするために私が考えた流れとしては、BCが平均で何ゲームで終了するのかということ、それに伴ってそのゲーム数に平均でどの程度レア役その他の子役が成立するのかということ、そして公表されている当選率と照合して各々のレア役の当選率を参照し、異色・同色の当選率を算出するというものでした
バジリスクチャンスは平均で何ゲーム??
ネットで検索すると14~15G程度だということが分かります。それをBINOMDIST関数で計算してみます
1/1.8で当選する押し順ベルが8回入賞することでBCは終了します。それを利用して、試行回数を変化させ、成功数を8とし、成功率を1/1.8
=BINOMDIST(試行回数,8,1/8,false)
とした場合の表がこちら
試行回数 | 割合 | 割合累計 |
8 | 0.91% | 100.00% |
9 | 3.63% | 99.50% |
10 | 8.07% | 97.48% |
11 | 13.14% | 93.00% |
12 | 17.53% | 85.70% |
13 | 20.25% | 75.96% |
14 | 21.00% | 64.71% |
15 | 20.00% | 53.04% |
16 | 17.78% | 41.93% |
17 | 14.93% | 32.05% |
18 | 11.94% | 23.76% |
19 | 9.17% | 17.12% |
20 | 6.79% | 12.03% |
21 | 4.88% | 8.26% |
22 | 3.40% | 5.55% |
23 | 2.32% | 3.66% |
24 | 1.55% | 2.37% |
25 | 1.01% | 1.51% |
26 | 0.65% | 0.95% |
27 | 0.41% | 0.59% |
8回で終了する確率はオールベル同様、9~27ゲームで終了する可能性、つまり割合の部分は上記振り分けの通りです。また累計割合の部分では、14~15Gの部分に63.2%が存在し(フィボナッチ数だっけ??)平均がそこら辺にあるということが分かります。
割合を見ても、12・13・14・15・16ゲーム位で終わる振り分けが全体の80%程度を占めている事から、押し順ベル以外のレア役その他の子役がBC中に成立する個数を調べるサンプルとして14Gを設定することにしました。
もちろん、運悪くBCのゲーム数が少なければATにつながらないですし、運よくリプレイやレア役で延命することができたならATにつながりやすい事は確実です。
BC中のゲーム数平均の中で何回押し順以外が成立するのか??
ベル8回が終了条件ですから、8ゲーム以上は確実に継続するわけですが上記のとおり私は14Gと設定しました。ではその14G以内に巻物は何回揃い、リプレイは何回揃い、強チェリーは何回揃うのかを考察してみます。
まぁ普通に考えてもリプレイが1/2.61ですから、ベルとリプレイのみで終了するということがほとんどで、レア役の平均個数は1以下になるのは判断できるんですけどね。
ここで、BINOMDISTをもう一度使用します
試行回数を14として、成功数を変化させ、成功率をレア役やリプレイの確率
ちなみに子役確率は
押し順ベル合算 | 1/1.8 |
巻物リプ | 1/66.81 |
強チェリー | 1/159.84 |
チャンス目 | 1/200.42 |
リプレイ合算 | 1/2.61 |
弱チェリー・共通ベルに関しては、設定差があるため計算しづらいので
弱チェリーを1/43と低設定域、共通ベルを1/79と平均くらいとして入力しました。
例えば 巻物だったら1/66.81で成立するので
=BINOMDIST(14 , 1 , 1/66.81 , false) と入力すると
バジリスクチャンス1回の平均ゲーム数14G以内に巻物が1回成立する確率が出てきます。
計算結果は、0.172つまり17.2%出現するということになります。ただし、まれなケースではありますが2回ひく可能性、3回ひく可能性もあるわけです。
それを表にしてみると
成立回数 | 巻物 | リプレイ | 強チェリー | 共通ベル | 弱チェリー | チャンス目 |
0 | 81.0% | 0.1% | 91.6% | 83.7% | 70.8% | 0.0% |
1 | 17.2% | 1.0% | 8.1% | 15.0% | 24.8% | 6.6% |
2 | 1.7% | 4.1% | 0.3% | 1.3% | 4.0% | 0.4% |
3 | 0.1% | 10.1% | 0.0% | 0.1% | 0.4% | 0.0% |
4 | 0.0% | 17.2% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
5 | 0.0% | 21.4% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6 | 0.0% | 19.9% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
7 | 0.0% | 14.1% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
8 | 0.0% | 7.7% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
9 | 0.0% | 3.2% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10 | 0.0% | 1.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
11 | 0.0% | 0.2% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
12 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
巻物も一回のBCで2回成立する可能性は1.7%位ありますねw
出現頻度の低いレア役(チャンス目・強チェリーなど)については、やはりBC10回に1回とか、あるいはそれ以下の出現率になっています、また、リプレイは頻繁に出現するため4・5・6回出現する確率が非常に高いと言えるでしょう。
最低で8ゲームで終了するのだから、リプレイが5~6回成立し、あとは1回位弱チェリー等のレア役を1回ひいて14Gで終了したと考えれば、大雑把につじつまが合うのではないでしょうか??
まぁヒキによってはリプレイやレア役を平均以上に多く獲得することでBCのゲーム数自体も伸ばすことは可能になりますし、最初の表(平均ゲーム算出の表)で22~23ゲーム位までBCを伸ばせる数字も現実的なことから平均を使用するのもどうかと思いますけどね(;一_一) では
この出現確率に成立回数をかけて数字を出すとこのような表になります
成立回数 | 巻物 | リプレイ | 強チェリー | 共通ベル | 弱チェリー | チャンス目 |
0 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
1 | 0.17 | 0.01 | 0.08 | 0.15 | 0.24 | 0.07 |
2 | 0.03 | 0.08 | 0.01 | 0.03 | 0.07 | 0.00 |
3 | 0.00 | 0.30 | 0.00 | 0.00 | 0.01 | 0.00 |
4 | 0.00 | 0.69 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
5 | 0.00 | 1.07 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
6 | 0.00 | 1.19 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
7 | 0.00 | 0.99 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
8 | 0.00 | 0.61 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
9 | 0.00 | 0.29 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
10 | 0.00 | 0.10 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
11 | 0.00 | 0.02 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
12 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
平均個数 | 0.21 | 5.36 | 0.09 | 0.18 | 0.33 | 0.07 |
1回成立だけでなく12回成立する可能性を含めた平均個数になります、子役がレアなほど12回とか皆無ですけどね。
平均個数の所が、一回のBCで成立する可能性のあるレア役の個数になります
リプレイは5.36回
つまりBC1回に5回~6回成立
巻物は、0.21回
つまりBC5回に1回位は成立
強チェリーは0.09回
つまりBC11回に1回位は成立
共通ベルは0.18
つまりBC5回に1回位は成立といったような感じになります
最終的に各レア役とその他の平均個数の合計は
0.21+5.36+0.09+0.18+0.33+0.07=6.23になり
これにオールベルの最低ゲーム数である8Gを加えると14.23Gになるのでこのあたりが平均ゲーム数になると予想されます。
最終的に各子役の平均個数に当選率を掛けていく
この作業をすることで、各レア役・子役の期待値が算出され合計を出すことで異色BC・同色BCのAT当選率を算出可能だと判断しました。
では早速表にしてみると
異色BC時 各レア役・子役のAT当選期待度はこちら
巻物 | リプレイ | 強チェリー | 共通ベル | 弱チェリー | チャンス目 | |
設定1 | 25% | 0.78% | 16.67% | 1.56% | 0.78% | 8.33% |
設定2 | 25% | 0.78% | 16.67% | 1.56% | 0.78% | 8.33% |
設定3 | 25% | 0.78% | 16.67% | 1.56% | 0.78% | 8.33% |
設定4 | 25% | 1.00% | 16.67% | 3.13% | 1.56% | 10.00% |
設定5 | 25% | 1.00% | 16.67% | 2.08% | 1.04% | 10.00% |
設定6 | 25% | 1.25% | 16.67% | 4.17% | 2.08% | 12.50% |
となります。
平均個数
巻物 | リプレイ | 強チェリー | 共通ベル | 弱チェリー | チャンス目 | |
平均個数 | 0.21 | 5.36 | 0.09 | 0.18 | 0.33 | 0.07 |
平均個数×AT当選率を表にしますと
最終的な異色BCのAT当選率
巻物 | リプレイ | 強チェリー | 共通ベル | 弱チェリー | チャンス目 | 合計 | |
設定1 | 5.239% | 3.840% | 1.460% | 0.276% | 0.254% | 0.583% | 11.7% |
設定2 | 5.239% | 3.840% | 1.460% | 0.276% | 0.254% | 0.583% | 11.7% |
設定3 | 5.239% | 3.840% | 1.460% | 0.276% | 0.254% | 0.583% | 11.7% |
設定4 | 5.239% | 4.901% | 1.460% | 0.555% | 0.508% | 0.700% | 13.4% |
設定5 | 5.239% | 4.901% | 1.460% | 0.369% | 0.339% | 0.700% | 13.0% |
設定6 | 5.239% | 6.096% | 1.460% | 0.739% | 0.677% | 0.875% | 15.1% |
異色BCのAT当選率は 11.7%~15.1%となりますね
リプレイとベルで終了してしまうことが大半ですが、この場合は、3.84%~6.09%のAT当選率になってしまいます。しかし、もっと多くのリプレイを引いた場合は若干ですが当選率が上昇しますね、しかし
例えば巻物を1回ひいた段階で25%以上の当選率になりますので当選率の平均がこの数値になっているのは間違いないのではないでしょうか??
では、同色の場合はどうでしょう
同色BC時 各レア役・子役のAT当選期待度はこちら
巻物 | リプレイ | 強チェリー | 共通ベル | 弱チェリー | チャンス目 | |
設定1 | 75% | 3.13% | 66.67% | 6.25% | 3.13% | 33.33% |
設定2 | 75% | 3.13% | 66.67% | 6.25% | 3.13% | 33.33% |
設定3 | 75% | 3.13% | 66.67% | 6.25% | 3.13% | 33.33% |
設定4 | 75% | 4.00% | 66.67% | 12.50% | 6.25% | 40.00% |
設定5 | 75% | 4.00% | 66.67% | 8.33% | 4.17% | 40.00% |
設定6 | 75% | 5.00% | 66.67% | 16.67% | 8.33% | 50.00% |
巻物でAT当選がほとんどだとは思いますが、共通ベル・チャンス目・リプレイでの当選か確認できれば高設定の期待も高まるのではないかと思います。
しつこいようですが平均個数はこちら
巻物 | リプレイ | 強チェリー | 共通ベル | 弱チェリー | チャンス目 | |
平均個数 | 0.21 | 5.36 | 0.09 | 0.18 | 0.33 | 0.07 |
先ほど同様に
それに上記のAT当選期待度を掛け合わせます
巻物 | リプレイ | 強チェリー | 共通ベル | 弱チェリー | チャンス目 | 合計 | |
設定1 | 15.716% | 14.700% | 5.839% | 1.108% | 1.019% | 2.333% | 40.7% |
設定2 | 15.716% | 14.700% | 5.839% | 1.108% | 1.019% | 2.333% | 40.7% |
設定3 | 15.716% | 14.700% | 5.839% | 1.108% | 1.019% | 2.333% | 40.7% |
設定4 | 15.716% | 18.463% | 5.839% | 2.215% | 2.035% | 2.800% | 47.1% |
設定5 | 15.716% | 18.463% | 5.839% | 1.476% | 1.358% | 2.800% | 45.7% |
設定6 | 15.716% | 22.622% | 5.839% | 2.954% | 2.712% | 3.500% | 53.3% |
40.7%~53.3%と高めのAT当選率になってしまいましたが、異色の場合と同様でベルとリプレイで終了してしまえば設定6でも22.6%程度、しかし
チャンス目・強チェリー・巻物を引いてしまえば50%以上の当選率を誇る事になりますので、平均すれば妥当な数値だと言えるでしょう。
結果的に・・・・・
モードと状態、そしてシナリオテーブルによるAT当選が基本にはなるんですが、その救済という抽選であるBC中のAT抽選について今回は考察してみました。たった一つでもレア役さえ引ければAT当選は少しでも上昇するので弱チェリーでもバカにできないですよね。
また、同色は高設定の方が引けるので設定判別に使用できるのではないでしょうか、BC突入時・突入後どちらもATの抽選はしていますが、できれば突入時にAT当選してほしいものです。
パワープレイが多くこの数値自体に誤差はあると思うんですが大体あってると思います。もっといい計算方法ができるように日々勉強をやり直していきたいです。
BC引いたらとにかく巻物引きましょう、AT当選もしますしストックも増えるので、またそれ以外のレア役で入った場合は設定差もあり、細かいことですが見抜いていくことでヤメの判断や続行の判断が可能となるでしょう。