実は勘違いの人多い! 正しいスロットの機械割
私は以前スロットが本気でやれば勝てると自信を持って言えていた頃があって、その時は、攻略サイトや情報サイトなどで初見の機種であれば予習をして、常にスマホを持って職場、ホール、自宅などで各数値を頭に叩き込み実践で活用していた事もありました。
職業が変わり、土日稼働しかできなくなった現在新しい台が出れば、なにも調べないで適当に打ってドキドキすることを愉しんでいます。しかし何の知識もなくただドキドキするためだけに感覚だけでスロットを打つと当然ありもしない負け方をします
特に最近では突破型の6号機などで、大金を叩くも一回のATにも入らずちょっとした出玉の増えるゾーンに天井で入っただけで、クソミソにリスクも存在します。
このような失敗をしないためにジャグラーや、その他ノーマル機などを選んで打っては見ますが、まぁ取りこぼしが多い事多い事、さわりくらいはスマホで検索し情報をネタばれがない程度に入れておいた方が良いのかもしれませんね。
色々なところで調べられますがPAYOUTについて
ホール内で調べられる情報の一つとしてデータカウンタがありますが、BIG回数、REG回数、AT回数、総回転、現在はデータカウンタは進化しまくっています。私がスロットを初めて遊技した時は、BIG回数、REG回数が表示されていて、ボタンを押すことにより3日前までの総回転が表示されるタイプでした。
履歴が見られるようになったのはずっと先の話で、最近ではデータが公開されるホールまで存在しうまく活用すればその店舗のクセや設定状況を見抜けるのかもしれません、私の感覚では、データを公表しているから設定の動向はかえって見抜くのが難しくなっているような気がしてならないのですが・・・・
もちろんランダムに変更を掛ければクセなど見抜けるわけがないし、お店側はすべて合わせた状態で黒字になればいいわけですから、でも、そんなことをすればお客さんはこの店はよくわからないから避ける、といったことにもつながってしまうのです、一番いい方法はその店にしばらく通ってクセを体で覚えるのが私はベストかなと思います。
PAYOUTとは別名機械割というものになります、単純に言えば
払い出し枚数 / 投入枚数 × 100 = PATOUT(%) になります・
ある遊技区間、例えば1000G間に何枚投入し何枚払い出されたかの比率になります。ノーマル機であれば三枚掛けがメインでボーナス成立時は一枚掛けで消化するのが一般的でしょうから、1000G遊技して3000枚投入するためにはすべて三枚掛けで消化する必要があり、普通のお客さんからすれば
1000G間ボーナスが成立しない場合を除き1000到達時において3000枚投入することは無いでしょう、また、ボーナス中に関しては3枚掛けで消化しない機種も存在するため3000枚手前の投入枚数になります。その投入枚数から、払い出し枚数を計算し
比率にすることで機械割は算出可能となります、しかし、ボーナスの払い出しのみでなく通常遊技中の子役の払い出しもすべて加えての比率になるので正確に算出することがデータカウンタのみであれば非常に難しく
できるとしたら、実際遊技しに行っていくら使って(何枚使って)何枚流したかの比率で計算するのが一番手っとり早い方法ですが、こんな計算はあまりしないですよね。
データカウンタからPAYOUTを算出したい
もし、データカウンタのみで誤差は大きいものの大雑把な理論値(機械割が出せたら)設定の状況も、クセもわかりやすくなるのではないかと私は考えました。
あるゲーム数を消化するまでのシュミレーションをしてみると
①通常遊技をする
三枚掛けでハズレなら三枚消滅
②子役の成立
リプレイなら3枚獲得 1枚役なら1枚獲得
ベルなら機種にもよりますが数枚獲得
チェリーやスイカも含みます
お年寄りなら取りこぼしも考慮する必要あり
しかし一般的な子役拾得割合を各々で決める
必要あり。
③ボーナスの成立
④1BET遊技
目押しができるなら1Gかもしれないけど
子役の成立も含めて2Gにするか
それ以外にするかは人による。
⑤ボーナス開始
1枚掛け、2枚掛け、3枚掛けは機種による
払い出しは機種による
⑥ ①へ戻る
とまぁ正確に出すのは絶対不可能ですが大雑把なら算出可能です。またデータサイトによりグラフを見て累計ゲーム数より機械割を出すことも可能です。
が、私が紹介する方法はこちらになります。
アイムジャグラーで算出してみます。
①~③ 通常時の遊技に関しては投入枚数に対し獲得コインは低いんですが
ある程度1Gあたり、どの程度減ってどの程度増えるのかを把握することは可能です
設定1
投入枚数 | 3 | 払出枚数 | 1Gあたり | |
リプレイ | 1/ | 7.3 | 3 | 0.411 |
ブドウ | 1/ | 6.49 | 7 | 1.079 |
チェリー | 1/ | 33.61 | 2 | 0.060 |
チェリーBB | 1/ | 963.8 | 2 | 無視 |
チェリーRB | 1/ | 1489.5 | 2 | 無視 |
ベル | 無視 | |||
ピエロ | 無視 | 合計 | 1.549 |
表が少し見づらいかもしれないんですが、例えばリプレイならば三枚の払い出しがあるので、それが7.3回に一回揃う(平均して7.3回に一回3枚の払い出しがある)とすると1Gあたりの平均が0.411枚になるという具合です。他にもブドウやチェリーの払い出しの平均を含めると1.549枚の払い出しの期待値があるということになります。
ベルやピエロをしっかりとることができればそれ以上の払い出し期待値があると思いますが非常に小さい値になりますし、狙う人が非常に少ないと判断し無視しました。しかし長い期間狙い続けることによって何百枚、何千枚と差が出てくることは事実です。
この表の通りに100Gノーボーナスで遊技したとすると、300枚投入し、155枚程度帰ってくる計算になります。また
1Gあたりに減ってしまうと考えられる枚数は
3-1.549枚 = 1.451
(1Gあたりの 投入枚数-払出枚数)
となるため、50枚を1.451で割ると34.46G
1000円当たりのゲーム数つまりベースが計算できます。
設定2~5に関してはブドウの確率が変わりませんがチェリーの確率が上昇するため若干ベースが上がります、しかし設定6ではブドウ確率が上昇するためベースは設定1~5と比べると大きくなります。
設定6
投入枚数 | 3 | 払出枚数 | 1Gあたり | |
リプレイ | 1/ | 7.3 | 3 | 0.411 |
ブドウ | 1/ | 6.18 | 7 | 1.133 |
チェリー | 1/ | 33.02 | 2 | 0.061 |
チェリーBB | 1/ | 910.222 | 2 | 無視 |
チェリーRB | 1/ | 910.222 | 2 | 無視 |
ベル | 無視 | |||
ピエロ | 無視 | 合計 | 1.604 |
設定6では1000円あたりのベースは
50 / (3-1.604) = 35.82Gになります。
設定1と6では1Gあたりに減る枚数が0.055枚違うため
10000G通常時を遊技すると550枚差が出るという理論値になります
④ペカったら一枚がけをする
あえてブドウ抜きはしない方向で計算します、しかし
目押しのできない人、リプレイの揃ってしまった人を考慮して、ボーナス揃えるまでのゲーム数は必ず1Gではないので
適当ですが1.5G遊技し1枚消費すると考えます。
⑤ボーナス当選時
BIGボーナスであれば1枚掛け遊技が25G 払出が14枚で25G
なので、25枚投入し350枚の払い出しがあります。
REGボーナスであれば1枚掛け遊技が8G、払出が14枚で8G
なので、8枚投入し112枚の払い出しがあります。
ボーナス中はデータカウンタ上では総回転数に反映されないため
投入枚数 = BIG回数 × 25 + REG回数 × 8
払出枚数 = BIG回数 × 350 + REG回数 × 112.
となります。
では試しに計算してみることにしましょう
総回転数 8951
BIG 34 (1 / 263)
REG 25 (1 / 358)
の場合の機械割を 設定1と6で計算してみることにする。
設定1の場合
三枚掛け遊技回転数
8951-(34×1.5 + 25×1.5)
=8951-51-37.5 = 8862.5回
三枚掛け時の払い出し枚数
=8862 × 1.549 = 13728枚
三枚掛け時投入枚数
=3 × 8862 = 26586枚
一枚掛け時の投入枚数
遊技回転数は(51-37.5)回
消費枚数は1として
(51 - 37.5)× 1
=88.5枚 で払出 0枚とする
BIG時投入枚数
34 × 25 = 850枚
BIG時払出枚数
34 × 350 = 11900枚
REG時投入枚数
25 × 8 = 200枚
REG時払出枚数
25 × 112 = 2800枚
払い出し枚数合計
13728+11900+2800=28428枚
投入枚数合計
26586+850+200=27636枚
機械割
28428 / 27636 × 100
= 102.8%
設定6の場合
三枚掛け遊技回転数
8951-(34×1.5 + 25×1.5)
=8951-51-37.5 = 8862.5回
三枚掛け時の払い出し枚数
=8862 × 1.604 = 14214枚
※他の数値は設定1と同様
払い出し枚数合計
14214+11900+2800=28914枚
投入枚数合計
26586+850+200=27636枚
機械割
28914 / 27636 × 100
= 104.6% となります
設定が違うだけでずいぶんと差が出ることがわかります。それ以前にこの数値を設定1で出すことは難しそうですが。設定5などでは出すことは可能かと思われますので、ベースの違いは馬鹿にはできないでしょう。
機械割を算出してみて
各パートに分けて払出枚数と投入枚数をシュミレートしてみましたがベースの違いは設定差が出るような場所ですし、結果として機械割に大きな影響を与えることは間違いありません。ボーナスはついてこなかったが実はベースが良く高設定だったんじゃないか?
とか逆に、ボーナスはついていたが実はベースが悪く低設定だったんじゃないか?
などの推測ができるのかもしれません。
ホールで直接入力や計算をしてこのようなPAYOUTを算出することは非常に面倒ですがデータサイトなどを確認して、計算してみることで、ある程度の推測は可能だと思います。
今回紹介した細かい部分の払出・投入枚数を1台ずつ計算していく事は大変なことで時間の無駄になってしまうので、エクセルにBIG回数 REG回数 総回転数を入力し自動で機械割の推定算出が可能な表を作成すれば、ある程度の台数まで把握することは可能なのではないかと思います。
データサイトのグラフやホールデータのグラフの枚数と
エクセルでの設定6の推定算出データが一致したら⑥かもしれないといった感じになるのかもしれません。
逆にどんなに出ていても、算出データがグラフと大きく違っていたとすれば低設定の事故であったとも考えられるわけです。
そのうちエクセルの算出表の作成方法と使用を紹介するつもりです。
では今日はこの辺で