リプレイフラグとは何か?スロット用語について詳しく解析
現在のパチスロですべての機種で、採用されている機能の一つでリプレイというものがあります、ご存知かと思いますが三枚の払出と同等の意味合いを持つように思えます、しかし
三枚役と異なる点ではクレジットボタンによる払い出しが不可能な点ということ、1 / 7.3以下の確率、例えば1 / 10 とかで抽選してはいけないということがあります。どうして1 / 7.3以上の確率で抽選しなければならないかというと
原点にパチンコの存在があります、パチンコは1分間に100発以上飛ばしてはいけないというルールが存在します、つまり一分間に400円以上は、たとえ天龍インフィニティのような一発台でも使えないということになります。
そのルールが存在している以上、パチスロに関しては一回転遊技するのにウエイトを含め4.1秒と定められています
これにより一分間で15回近く遊技できるパチスロ機は一回の遊技で最大60円使用できるため平均して15回転の間、払い出しがないような機種が存在するのであれば、60×15=900円使用できる機種も存在可能だということになり条件を満たしません
ウエイトが長くなったり、20円スロットは辞めて10円スロットが最大にするなどして、最大1分間400円になるような料金設定も考えられますが、どちらにしても遊技以前の問題で、ユーザーからしたら規定よりもストレスに感じられるはずです。
しかしながら、ベースが1000円当たり30G程度の機種においては、一分間に14~15ゲームをフルウエイトで消化することが可能なため400円から500円位、一分間で使える可能性もありますが
リプレイ以外の子役もしくは、ボーナスの可能性、フリーズの可能性、天井の存在??とりあえず何かしらの要因でまかり通っているのではないでしょうか。
しかし、以前に規制が入って4時間で50000円以上勝てないような機種を作るようなものが決められたことで、非常に射幸性の低い台になったことがありました。
今まで、1分間400円以上で規制を通してこれたのも、入れた分見返りがあったからと考えられ、見返りが小さくなってしまった以上は一分間400円の枠にピッタリかそれ以下に収まっていったのだと思います。
いずれにしても、なぜ1/7.3以上にしなければならないのかの理由についてはわからないままですが、1/7.3以下のリプレイについて話を進めていきます。
リプレイが占めるゲームの割合
リプレイは最低でも1/7.3で抽選しているわけですから、かなり発生頻度が高く通常時あるいはAT ARTにおいても一日通して何割かはリプレイが揃っている事になります。
10000Gで1/7.3であれば平均で1370回も成立し、RTを含めるとそれ以上になりRTの無い機種においても13~15%はリプレイが成立している事になります。更に出現頻度の多いAT ARTの機種においてはそれ以上の頻度でリプレイが成立します。
特にノーマル機では、最低ラインの1/7.3で抽選している機種が多く、リプレイ確率の上昇するRT機 ART機についてはそれ以上に抽選する代わりに、子役の枚数や確率が低くなっている事が多くなっています。
しかし、最低の出玉率の規制(17500Gで機械割55%以上)も絡んでいるため、子役を極端に揃わなくする事は難しくなり、リプレイのみで持ち玉をキープすることになるかもしれませんがこちらは著しくゲーム性を損なうでしょう、なので最近はハズレに見せかけて1枚役が成立しているパターンもあるわけですね。
通常時遊技をしていて子役カウンタを持たない人が、今日は10000円使ったけど360回まわったからベースも高いし、いいんじゃないかこの台と思う事があるかもしれませんが、実はブドウやベルが多く成立したのではなく極端にリプレイが揃ったからベースが伸びたかもしれないのです。
私自身、ガチのころは子役カウンタを持っておらず、頭の中でカウントしていたのを覚えています、実際子役の主役といえばブドウかベルなのでそれだけ数えていれば問題は無かったのです、ですが、主役となる子役のカウントはそんなに良くないにも関わらずベースだけは良いということもたまにはあったことを覚えています。
私は、なるべく一般客にまぎれて遊技したい考えがあり、ガチであることを隠し店側にもわからないようにしたかったので、子役カウンタは持たずいつも頭の中で子役を数えていました、気になる方は必ず子役カウンタを持って、もしくは子役の数だけコインを積んでください。
リプレイがベースに与える影響
ベースが良いということは、結果として払い出しが多いということですから設定差の出る部分でもあるし、データサイトのグラフにも影響する部分となります、ただこれがリプレイが多かったからなのか、ブドウあるいはベルが良かったからなのか、あるいはチェリーがものすごく多かったからなのかはわからないと思います。
もっとも、ブドウやベルが多い状態でリプレイが多ければものすごく良いといえますがリプレイの割合が増えてしまい、他の子役の抽選の妨げになってはいないだろうかというところが心配な部分になります
逆にリプレイが揃ってくれたから、子役があまりとれなくても出玉が減らずに済んだなんてことも当然あるでしょう。
そこで今回は、10000G遊技したらどの程度1/7.3のリプレイが引けるのかという事を以前に使用したBINOMDIST関数を使用して比率を調べてみました。
リプレイ回数 | 累計確率 |
1300 | 2.13 |
1310 | 4.15 |
1320 | 7.50 |
1330 | 12.59 |
1340 | 19.68 |
1350 | 28.75 |
1360 | 39.39 |
1370 | 50.88 |
1380 | 62.27 |
1390 | 72.66 |
1400 | 81.37 |
1410 | 88.11 |
1420 | 92.90 |
1430 | 96.05 |
1440 | 97.95 |
合計 | 95% |
リプレイの平均確率1/7.3をもとにBINOMDIST関数でリプレイ回数を振り分けてみました、この表の見方としては、10000回遊技した場合リプレイが0回~1300回の間で成立する確率が2.13%
リプレイが0回~1310回の間で成立する確率が4.15%あるという意味です。1300回以下あるいは1440回以上成立する確率はあるにはありますが、かなり低い確率になるので現実的に2.13%~97.95%の間での数値を表わしました。
平均である1370回~1380回より少ないリプレイの成立回数である確率が60%以上もありますが、10回程度であればマイナス30枚程度になります。
各エリアでのリプレイの差による影響を調べた表がこちら
リプレイ回数 | 確率 | 枚数 | |
1301-1310 | 2.02 | -210 | -180 |
1311-1320 | 3.35 | -180 | -150 |
1321-1330 | 5.09 | -150 | -120 |
1331-1340 | 7.09 | -120 | -90 |
1341-1350 | 9.07 | -90 | -60 |
1351-1360 | 10.65 | -60 | -30 |
1361-1370 | 11.48 | -30 | 0 |
1371-1380 | 11.39 | 0 | 30 |
1381-1390 | 10.39 | 30 | 60 |
1391-1400 | 8.72 | 60 | 90 |
1401-1410 | 6.74 | 90 | 120 |
1411-1420 | 4.79 | 120 | 150 |
1421-1430 | 3.14 | 150 | 180 |
1431-1440 | 1.90 | 180 | 210 |
1441-1450 | |||
合計 | 95% |
少し見づらいですが、この95%のうち例えば一番枚数の少ない1301~1310回のエリアにおいては、平均である1370回の枚数を0とした場合リプレイ回数が1301~1310回と70回近く少ない事になります、リプレイは払出3枚として扱うと、平均に比べて210枚程度払出が少なかったということになります。
影響でいえば、10000G通常時を遊技しているわけですから、そのうち210枚平均より少ないとして機械割に換算すると
-210枚 / 30000枚 = 0.7%の誤差
金額にすると役4000円自分のヒキの悪さで損をしていたという具合です
ちなみに、210枚少ない確率は2.02%と非常に小さい数値です。では、この間ブドウやベルが揃わなかったといえばそうではありません、ハズレもあっただろうし、何かしらの子役は揃ったはずなので、リプレイが揃わなかった分子役がフォローし払出をカバーした可能性があります。
ですので、もしかするとマイナス210枚の補てんが可能なのかもしれませんね
子役カウンターを持っている方は、結果としてブドウやベルの子役を多くカウントする可能性がありますから、設定差がある事を判断するはずです。
逆に1.90%である210枚多かった場合は、リプレイが70回近く多く成立しているためブドウやベルの発生頻度を害した可能性があります、結果として子役カウンターの子役回数は少なくなり設定が良くないと判断する可能性もあるということです。
ほとんどは、平均の付近つまり中心値位に収まる可能性が高いため、設定推測に影響が出ることは少ないと考えられますが、極端な値が出現することによって、また、それが短期間であれば、短期間であるほど数値がぶれる可能性が高くなります。
リプレイが多くブドウやベルが少ない場合、判断を早まってはいけないのかもしれませんね、逆にリプレイが少ない場合で子役が多かった場合は注意が必要なのかもしれません。
わざわざカウントする必要はありませんが、出玉がすべてのまれた時(投資枚数=差枚数)にレア役を含む各子役の確率をカウントしているのであれば、リプレイ確率は計算しやすいはずなので興味のある方はよろしくどうぞ
リプレイはあまり注目されない存在かもしれませんが、遊技時間の何割かを使用する重要な役であり、結果を左右する事もありうるという事がわかります。常に細かい事にも気を使うことで良い結果に結び付く半面、余計な知識によって本来のスタイルが崩れる可能性もあるので、うまいことやっていきましょうね。