とある１９歳のパチンコ従業員の話
HTMLタグで見出しの装飾などを調べてみようと思ったが
明日は仕事の都合上朝４時３０分というありえない最速で
出勤することになってしまったので今日はとある
パチンコの従業員１９歳（以後１９）の話をしようかと
思います。
その昔パチンコ店に保障玉という概念があった時代
保障玉とは
状態で閉店を迎えてしまった場合
店員さんが「なんとかわいそうなお客様 確変一回分
出玉を持っていってくださいな」という今では
考えられないようなサービスの一つでした。
昔は、大当たり一回分の出玉がほとんどの機種で
決まっていて15Rの大当たりが主流でした。
昨今突然確変や、ラウンド振り分けなどのある状況
では、次の大当たりで何玉出るかなどわからないので
このサービスは不可能、もとより１９が勤務している時代
にすでに禁止になったということでもあります。
ある日１９がおこなった接客対応
いつも通り当時はわんさかお客様が入っており
閉店間際に４０人５０人いることも珍しい事では
無かったんですよ。閉店間際になり
１９はお客様の動きを確認し確変中のお客様を把握
していたところ、確変中に３００程のハマりを食らって
いる客を発見し声を掛けられました。
「なぁ１９（苗字呼び捨て）これこのまま閉店したら
どーすんのマジ」みたいな感じだったので
１９は、当店では閉店してしまったお客様に対しては
保障玉を１箱差し上げております。と言ったそうです
そうするとお客様は大変お喜びになられ
お店をあとにするまで非常に期限が良かったそうです。
今考えたら、最高なサービスですね。
ゲーム感覚でおかしな行動に走った１９の末路
それから、１９はだんだんと仕事の意欲が無くなって
半分ふざけながら仕事をしていましたｗ
通常保障玉というのは、閉店しすぐお客様に出せるように
バックヤードなどであらかじめ大当たり一回分の出玉
をいくつか（当時は１０～１５箱位）作っておく事に
なっていました。１９はその業務を閉店した後に
任されたのです。すると１９はどういうわけか
ドル箱をあり得ないくらいにモリモリに持って
（大当たり１回分は当時２０００玉いかない位でしたが）
２５００玉程入ったドル箱を用意してしまったのです。
次の日閉店時間をむかえ19が保障玉をバックヤードから
出すと、マネージャーが「こんなの流せねぇよ
なんだこれはふざけんなバカヤロー」といって
玉を少なくしてこいとの指示で
19は玉を削りに行きました。あっさり19の仕業であると
バレて、事務所でこっぴどく怒られましたが
19は、わかりませんとか適当にごまかして
危うくクビになるところだったそうです。
いま考えたらたとえパチンコ屋の従業員だったとしても
こんな人いなかったと思います。
保障玉の悲劇がとうとう発生する
当時は吉宗というスロット台がありました。
吉宗ってこんな台だった
【前編】台湾スロット（パチンコ）に潜入取材。吉宗、北斗懐かしの4号機が打てる！ | 銭ゲバ
この台は、BIG中に７が揃うと１Gで連チャンし
７１１枚さらに獲得できるシステムでした
７１１枚出た後に７１１枚出るなんて当時はすごかった
また、この時代ゴト行為が流行っていたことも
よく知られ、BIG終了後従業員がリセットをしに
鍵を回しに来る事もよく知られています。
ある日、月イチの大きなイベントが行われていたとき
お客様もいつも以上に座っていて出玉も店から
無くなってしまうほどの規模でした。
19はジェットカウンターで万枚、さらに万枚と
コインを流すことに拘束されるほどたくさんの
出玉があったのです。
お客さんはBIGが終わると、必ず鍵を回しリセットを
してもらうため、従業員はランプを確認し向わなければ
ならないのですが。19は拘束されているので
10分以上何もできなかったのです。他の従業員も
同様でパチンコ玉を流すなど対応を行っていました。
お客様は相当キレている模様で19は行きたくないので
放置していました。とうとう閉店になったそのとき
19はリセットをしに向かいました、
台を蹴られ 殴られ たばこを
押しつけられたりしましたが（オーバーですが
このくらいのことはしていましたｗ）
保障玉の事を話すと納得していただけると思っていたし
通常時回していたら出玉削られてましたよー
などと言い訳すればよいと考えていた矢先
19はそこで唖然とするのです。
BIG終了後画面は487枚←このくらいの枚数だったはず
え？？711枚じゃないの
まぁこんな風になりますよね(+_+)
これってどういうことかというと
1パンした状態
（故意にすることも可能 ← 重要）
つまりこれ、あと711枚が２回来ることを意味します。
しかもお客様は大変機嫌がよろしくなく
しかもこれBIG中一回７が揃ったんだよねと
さらに711枚を要求してきます、この時点で
保障玉は2133枚ということになり
本来はマネージャーに状況を伝え判断をさせる
ことになっていますが。面倒だったので19は
バックヤードにストックしてあった３箱を
流してしまいます。
よって事務所では閉店後に出玉の計算をしますが
あり得ないくらい出玉に誤差が出てしまい
ゴトの危険を察知しカメラを確認したところ
19がおこなった行動はあっさりバレてしまうのでした。
今度こそクビを覚悟する19だったものの
忙しさを言い訳にし何とか免れることができたのですが
その後退職するまで出世することはありませんでした。
いろいろあったギャンブル性の強い機種
吉宗に限らず 主役は銭形の３G連 デジフラッシュの
５０％の１G連（５０％だっけ？？）
大量獲得でないにしても南国育ちや初代番長の１G連
もう１０年以上経ちますが、AT機が終わってたちまち
ストック機が流行っていましたね
私は個人的に年齢もありますがATよりも
ストック機が好きでしたね。ちなみに初めて
打った機種は、宝船かサイバードラゴンか
ギャンブルコンボだった気がしますが
覚えてません。もう帰ってこないイカれた時代
楽しく打てる台が今後も打てるような
世の中になってほしいですね。
